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PUBz WAKESURF
PUB Miyamoto
アクティビティ
場所 安芸太田町・温井ダム「龍姫湖」

波を追いかけて。
昨今、オリンピックのメダル獲得を皮切りに「ヨコノリ」という種目に日本はある種のインフレを起こしている。
歴の深いヨコノリ大国からすれば、流行ともなっている日本の現象に、称賛も含め、技術の高さや技術習得までの国民性ともいえる集中力に、驚いているのではなかろうか。
さて、四季のある本国では夏はサーフィン、冬はスノボー、晴天はスケボーと、ヨコノリライフを縦横無尽に楽しむことができる。
枕詞に天候・気候を表現する単語が入っているように、自然と背合わせであることが明らかである。今回、これからご紹介する温井ダム「龍姫湖」もそんな自然のど真ん中に位置している。プロローグとして自然は敵対する相手ではなく、最大限に環境を楽しませてくれる最高の友として認識していただきたい。
ダムといえば【流水をせき止めたり、貯水をし活用するなど】の構造物が一般的な理解であり、まさかそこで【アソブ】という項目は皆目検討もつかない。
そのアソビの芯に、PUB Miyamotoが鎮座している。
ハワイやバリ島、オーストラリアなど、波がある方へと世界中を移動し、波を追いかける民族のような生き方自体が「日常リトリート」な彼は、アメリカ・ミネソタで感銘を受けたウェイクサーフィンの環境を、日本でも体現できないかと2018年から小さな波を起こし始めた。
世界的なウイルスの襲来や社会化実験・周囲への理解など、手探りの試行錯誤を繰り返し、国内インフレによるウェイクサーフィン界のレベルの底上げも相まり、ようやく2023年にPUBz WAKESURFのオープンに至った。
ここで伝えておきたいことは、何事においても0→1のステップは最大注力が必須である。トライアンドエラーなんていう綺麗な言葉でも片付かない重さがあると捉えて欲しい。永続的にトライし続けるガソリンは、仕事があってもサーフィンに出かけてしまう、そんなアメリカナイズされたプロサーファーになりたいという夢を少年心なのかもしれない。
そんな彼の日常を、大自然の中にいながらも自然に左右されずに龍姫湖では体験できる。
波が来るのを待ち続け、波が来たから乗るという常識を覆し、自己中心的に波を起こす、現代の承認欲求を全て満たしたウェイクサーフィンは、マズローの欲求5段階説をも賄ってくれているのではないかと密かに思っている。
かつて見たヨコノリ大国に近い環境を、日本でできるよう手探りから始まったPUBz WAKESURF。これからは多くの人にウェイクサーフィンの波紋を広げる為、波紋の源としてパワーと夢を抱き注力していく。
彼はまた、龍姫湖で波を追いかける。
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